暑くなると冷房使うでしょ!?エアコンの中、汚いの?カビだらけ!?

生活関連のこと

立夏を過ぎて、段々と暑くなって、エアコンを使用する季節になって来ましたよね。

もちろん、暖房として使用することもありますが、冬は石油ファンヒーターというご家庭も多いのではないでしょうか。

石油の方が圧倒的に安いですから。

ただ、今年は、油の値段が高騰して、全国一ガソリン代の安いと言われている、ここさいたま市でも、リッター当り157円(R4年5月9日)という、130円台でも高いと思っていた日が懐かしくなるほどの価格。

もちろん石油も、18リッターで2,000円近い金額になって、家系を圧迫しています。
電気代の方が安い?って声もありましたけど、ロシアのせいで電気代も値上がりして(>_<)

何もかも値上がりで、何かと我慢を強いられますが、汚れた空気は我慢する訳にはいきません。

エアコンの仕組み

夏の必需品、エアコン。

ここ何十年かで、日本の気候も様変わりして、温帯だと思っていた季候から、亜熱帯になりつつあります。

冷房を使って、空気を冷やさないことには、熱射病や熱中症で倒れ、下手をしたら死んでしまうことにもなりかねません。

エアコン基礎知識

当然、殆どの方はエアコンの仕組みをご存知とは思いますが、一応、簡単に書いてみます。

エアコンは、室内機(エアコン本体)と室外器とでセットになっていて、室外器にも扇風機のようなプロペラが付いています。

もちろん、そのプロペラが回って室内の空気を吸っている、と言う訳ではありません。

本体のスイッチを入れると、上下に動く羽根(風向ルーバーと呼ばれています)が開いて、その奥に、クルクル回るファンが見えると思います。

それが回転することで(もちろんモーターが回しています)、室内に風が送り出されるのですが、送り出す空気は、室内の空気を、アルミフィンを通して取り込む仕組みになっています。

つまり、中のファンが回ることで、室内の空気を取り込み、吐き出すと言う形で、空気を循環させている訳です。

では何故、空気が冷たくなったり暖かくなったりするのか?

冷房

室外機の働きが大事なんですね。(室外機は、空調の心臓部とも言われています。)

室外機と室内機の間には、銅管が通っていて、銅管の中には循環液という特別な液体が入っています。

この循環液は、室外機に付いているモーターで、銅管の中をグルグルと回るように出来ています。同じ液体が、ただただグルグル回っているのです。

室外機には、アルミフィンが幾重にも重なっているのが、ゲージの中に見えると思います。

そのアルミフィンの中を、銅管が端端で折り返してくねくねと走っています。

何をしているかと言いますと、プロペラが回ってアルミフィンに風を送り、アルミフィンを冷やし、その冷やされたアルミフィンによって、銅管が冷やされて、銅管の中を流れている循環液を、冷やしているのです。

一方で、室内機のファンで吸い込まれた室内の空気は、アルミフィンの中に入ります。

室内機のアルミフィンの中にも銅管が通っていて、その中には室外器で冷やされた循環液が流れて来て、アルミフィンを冷やしています。

そして、室内の熱い空気からスッと熱を吸収して、空気を冷やします。

その熱を吸収した循環液は、再び室外器に戻り、冷やされるとまた、室内機に送り込まれます。

そして、熱が吸い取られた空気が、次々と吹き出し口から出て来る、と言う仕組みです。

暖房

暖房の仕組みは、冷房の反対です。

でも、暖房を付けた時、室外機のプロペラは回っていないことに気が付かれると思います。

アルミフィンを冷やして循環液を冷たくしたら、室内の空気は冷たくなってしまいますから、それは冷房の時だけです。

ではどうするかというと、室外機のモーターで、循環液に圧力をかけて発熱させます。

熱くなった循環液は、室外機から室内機に送り込まれ、アルミフィンを温め、そこを通る空気を暖めます。

そして、温められた空気が、吹き出し口から出て来る。

と言う訳です。

除湿

除湿は、冷房の仕組みを応用して、湿気を取る訳です。

基本的に、冷房は、暖かい空気から熱を吸収するのですが、その際にアルミフィンには結露が発生します。

暖かい空気が急に冷却させられることで、空気中の水分が水滴となる訳ですが、その仕組みは化学のお勉強になるので割愛しますね。

空気を余り冷やすこと無く、結露を発生させて、室内の湿気を取る形で除湿を行う訳です。

ザックリそんな形です。

カビのメカニズム

どうしてエアコンにカビが生えるのか?

そもそもカビって?

カビは、どうして発生するかご存じですよね!?

条件は3つです。

①水分、②栄養(埃でも何でも)、③暖かく淀んだ空気

上記の3つが揃うと発生します。

だから、

真空パックはカビが生えません。(但し、完全な真空は難しいので、信用はしない方が良いです。)

冷凍食品にもカビは生えません。(水分と空気はあるので、もの凄く長い時間置いておくと、発生することがあります。)

乾燥食品にもカビは生えません。(空気中に水分があるので、真空状態で無ければ発生します。)

例えば、風呂場をお考え下さい。

赤いのや黒いのが点在したりしていませんか?

それは、どんな場所に?

カビの対策

空気の流れている所では、カビは発生しにくいため、エアコンの運転中はカビは生えません。

因みに、お部屋の中で、畳とか壁とかにカビが発生しているとしたら、その部分に風を当てるというのも一つの手ですが、一番簡単なカビ予防対策は何かご存じですか?

空気を流すこと=換気をすること

です。

キッチンの換気扇を、一日中回し続けていれば、家中の空気が流れて、カビは無くなるはずです。

若い頃に済んでいた2DKのアパートで、畳の部屋にカビが発生して困っていた時に、これをやったら効果覿面、全くカビが生えなくなったので、実証済みです。

尤も現在は、建築基準として、キッチンの換気扇は、24時間換気を義務づけているので、2003年7月以降に建てられた家は、問題ない筈です。

エアコンの場合

冷房運転している時、結露が発生して、エアコン内は水分で充満します。※1

※1:アルミフィンの中で発生した水分は、ドレンパンという箇所に溜まり、ホースを通して室外に排出されています。これが正しく排出されていないと、エアコンから水滴が垂れる状態となります。その場合は、エアコン本体が正しく設置されていない状態ですので、設置した業者に直して貰いましょう。

エアコンを循環している空気は、フィルターを通っているとは言え、汚れた空気をキレイにしている訳ではありませんから、本体内部のアルミフィンやファン、吹き出し口などに汚れが付着していきます。

湿気を溜め込めていますから、汚れの付着は、乾燥時よりも多くなります。

そして、運転を休止すると、どんな状態でしょうか。

(汚れまみれのエアコンを掲載しようと思ったのですが、
絵面が悪いでのクリーニング後の写真にしました。)

はい。

埃などの栄養たっぷり、水分も良く含んでいて、季節柄程良く暖まった空気、と3拍子揃った状態。

カビが生えない訳がありません。

そうです、エアコンは、カビ発生装置と言われているんです。

結論

空気を吸い込むアルミフィンも、回転するシロッコファンも、吹き出し口も、カビだらけになる訳です。

更に言えば、アルミフィンが汚れていると、冷やしたり暖めたりという能力が落ちます。

そうするとどうなるか?

エアコンが一生懸命になるので、電気代が掛かります。

それに、頑張り過ぎると、機械だって人だって壊れます。

そうです。

汚れっぱなしにしていると、電気代が掛かる上に、壊れやすくなるんです。

便利なグッズには、メンテナンスは付きものです。

空気清浄機だってそうですよね。
掃除機だって、ごみパックを交換するとか、ダストボックスを洗うとか、メンテナンスが必要ですよね。

エアコンだって、そうなんです。

中を洗わないと、ダメなんです。

因みに、エアコンの簡易清掃用スプレーは、なんの役にも立ちません。

かえって、エアコンを傷めますので、おやめ下さい。

自分じゃ出来ない

カビ対策は色々あれど、エアコンだけは無理!

エアコンクリーニング

中が汚れていることは分っても、どうしたら良いか分らない、と言う方、今はもう殆どいないですね。

エアコンクリーニングは、ハウスクリーニング屋さんに頼めば、お掃除機能付きで3~4時間、お掃除機能のないノーマルタイプで、1時間半から2時間程度でクリーニングをしてくれます。

YouTubeなどの動画を見ながら、自分でやってみる、と言うのも有りですけど、高圧洗浄機と専門知識が無いと、壊して終わりという事にもなりかねませんし、家中水浸しなんて悲惨なことになるかも知れませんから、そこはプロに頼んだ方が無難です。

と言うことで、私のお勧めです。

さいたまの方なら、ここがお勧め。

さいたま以外の方も、全国版があるようですので、そちらから検索されてみてはいかがでしょうか。

 

評判です。

以上、エアコンの中はカビだらけ、でした。

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