話題沸騰の今期NO.1ドラマ『VIVANT』の第8話を振り返りたいと思います。
色々とあり過ぎて書き切れないのですが、動画にも収めましたので、読むのが面倒臭いと言う方は、動画を見流し、聞き流しでご覧いただければと思います。
※動画で話していることと、このブログの内容は、違う内容です。
『VIVANT』第8話振返り
まずは、こちら。
ノゴーン・ベキ登場からの~
まずですね、早速、ノゴーン・ベキが颯爽と現れるシーン、役所広司さん格好良いですよね。
色気ダダ漏れですよね。
まあ、そこは置いておきましょう。
ノコルの作戦
牢獄前に着くと、乃木(堺雅人さん)と対面して、すぐに黒須(松坂桃李君)を銃で殺すように仕向けます。
本当に裏切ったのなら、こいつを殺せるはずだ、と言って自分の銃を渡します。
この時、ノコル(二宮和也君)は、「お父さんの銃が穢れる。こっちを使え。」と言って、自分が用意した銃と差し替えます。
そして、鎖で自由を奪われている黒須(松坂桃李君)にその銃口を向けます。
ただ、この時に乃木は、その銃には、弾は1発しか入っていないことに気が付きます。
何故なら、乃木の特殊能力とも言える重量感覚は、1kgで10g程度の誤差しかない程に優れていて、先にベキの拳銃を持たされているから、ノコルの銃との重量差で、1発だと理解したんです。
これには、ノコルが先に自分の銃を渡したのでは、同じ結果にはならないのです。
ベキの銃を先に持たせた上で、自分の銃と差し替えて、重量差を知らせる=弾数を知らせる、と言う図式が必要だからです。
・・・
・・・
・・・・・・・・と、思っていたんですが、実は、二人の銃は違うモノで、重量も全然異なるものだと、ご指摘をいただきました。
いやー、失礼しました。
同じ物に見えました。
ベキの銃はベレッタで、こちら
ノコルの銃は、グロックで、こちら。
(※写真は共にウィキペディアより拝借)
と言うことでした。
ちなみに、重量も、ベレッタは900g以上あり、グロックは700g~と言う感じで、大きな違いが(゚Д゚)
つまり、ドラマの中では、やはり銃の重さは、乃木がミリタリースクール時代に徹底的にたたき込まれて、持っただけで何発あるかが分ると言うことになっていたのでしょうね。
ちなみに、グロックの方は、強度上問題が無い部分には強化プラスチックが使われているそうで、重さが大分軽減されているそうです。
しかも、空打ちが簡単には出来ない仕様になっている模様で、ドラマの中のように、何度もカチャカチャとは出来ないそうなので、あくまでも、ドラマの設定ということで理解しましょう。
※ドラマ内の設定とか、映画内での設定とか、良くあることですので。(^.^)
さて、そう言うことで、乃木は黒須目掛けて発砲。
射撃の腕には自信ありとは言え、猿轡の留め具をかするように当てる銃撃は、緊張しますよね。
普通は、ね。
乃木も、メチャメチャ緊張した素振りで打ちますが、もしかしたら朝飯前だったのかも知れません。
もう安心
この後、ベキの手前、今度は絶対に外さないとばかりに、黒須に近寄り、銃口をおでこに当てて引き金を引きます。
もし2発入っていたら、と言う可能性もありましたが、多分確信していましたね。
それにあの時、ノコルは素知らぬ顔でそっぽを向く素振りを見せていました。
もう弾切れだから、そっぽ向いてたって安全だし、黒須を殺すこともないから安心だって意味だったのだろうと思います。
緊迫の場面でしたが、見ている側としては、2発目が入っていない事は分からないので、ドキドキしました。
空打ちがの音を、”カチャッ!カチャッ!カチャッ!”とさせて、わざとらしく引き金を引いて終了です。
敵を欺くには、まず味方から
自分に銃口を向けて、実際に発砲した乃木を、真剣に罵倒する黒須でしたが、この時の乃木の表情が、やむを得ないと言う顔で、受け入れている印象を受けました。
つまり、それはやはり作戦の最中だったという訳です。
黒須の演技?
そもそも、第7話で乃木に対しが黒須が、監視カメラと集音マイクの監視から逃れるために、口唇話術で「あれは演技だったんですよね。」と確認を取りますが、乃木は首を振ったシーンがありました。
それを以て、黒須は、乃木が完全に裏切ったと思っている訳ですが、それも実は演技かも知れません。
影でこそこそ話をしていることもバレてますから、逆に仲間割れしている風に見せた方が、迫真の演技になりますよね。
しかし、そこには、本当にお互いに信頼して信用して、命を預けないと成せない業で、乃木と黒須は何か特別な縁があるのかも知れません。
ベキの疑念
一方、ノコルもベキの目を欺かないといけないのです。
先般の、乃木に黒須を殺すよう命じた件で、ノコルがベキから尋問のような形で、問い詰められました。
「何故銃を変えたんだ。」
「お父さんのためです。いつも銃層に満タン入っているお父さんの銃を渡したら、乃木なら反撃してきて、我々は殺されています。ヤツの腕は、裏切った時の現場で、その腕前を見ていますから。」
と言い訳をします。
が、ベキは更に問い詰めます。
「私が拳銃を渡して、もう一人のヤツを殺すよう指示すると、予想していたのか?」
そうですよね、1発しか入っていない銃を用意していると言うことは、そう言うことです。
「お父さんの息子ですよ。」
全て理解していますと、言い訳しましたが、この後、部屋を去って行くノコルの背中を追うベキの視線が、疑念の視線というよりは、『裏切った訳じゃないよな?息子よ。』とでも語るような目に見えたのは、私だけでしょうか。
ノコルの思惑
ノコルは既に、何かの理由で、別班を引き込まないといけない事情があります。
それは、もしかしたら、別班に本当の身内を確保されているのかも知れず、要は人質を取られているからと言う見方も出来るのですが、そうでは無いだろうと思います。
テントの活動
テントは、要保護児童を積極的に収容して、衣食住の面倒を見て、それはそれは至れり尽くせりで活動しています。
世界から睨まれるような、目立つ動きはせずに、児童保護活動に精を出していたのですが、急に方向転換をしたように、舵取りが変わりました。
それが3年前。
テントは活動内容は、過激になりました。
テロ、暗殺、破壊、拉致、横領etc.、の何でもありの請負企業のように、お金のためならと殺戮を繰り返す集団になっていました。
そして、収益の殆どをそうした活動に当てながら、3年前からは、利益の4分の1を、土地購入に充ててきました。
テント独立王国を作る勢いで、その領域を拡大していました。
もしかしたら、本当にそうするつもりいるのかも知れません。
子供達のために、もう、孤児が生まれないように、悲しいことが起こらないようにと、ノゴーン・ベキが、自分が生きている内に、それを実現したいと焦っているのかも知れません。
とすると、ベキは、寿命を知ったのか?と言う考えも出来ますね。
ノコル
ノコル的には、殺戮集団になっている、テントの活動に嫌気がさしている可能性があります。
ネット界隈では、「ノコルの色白に理由がある説」が囁かれています。
あの砂漠の国の中で、色白な理由があるはずと。
1話目の最期に、馬に乗って爆発シーンを観に行っている場面がありましたので、外に出られない体質という訳ではないようです。
では、他にどんな理由が?
ノコルも病気なの?
それは無いでしょうね。
やはり、3年前からの、方向転換に何か理由があると思うのですが、もう一つあるとしたら、、、。
元々、日本人のノコルは、子供の頃に親を戦争か何かで失うのですが、孤児になった理由が、実はテントにあったと、最近知った訳です。
VIVANTにその答えがある
”VIVANT”の文字に、それぞれ意味を持たせていると、当初から言われていますが、『A』だけは謎に包まれています。
VIVANTの文字に込められた意味
つまり、こうです。
V=別班(松坂桃李君&堺雅人さん、もしかして二階堂ふみちゃんも?)
I=医者(二階堂ふみちゃん)
N=日本の警察(阿部寛さん)
T=テント首領(役所広司さん)
A=?(堺雅人さん)
私的には、A=『AI(愛)』だと思っているのです。
この物語自体が、『愛』がテーマになっていて、ベースは全て『愛』で語られるのだと。
とすると、ノゴーン・ベキの息子(ノコルと憂助)への愛情、乃木の父親(ノゴーン・ベキ)と母親(乃木明美)への愛情、それから柚木薫への愛、柚木薫のジャミーンへの愛情、ノコルの親(ノゴーン・ベキ?、実の親?)への愛情など、色々あります。
主眼は、親子の絆とか愛とかでしょうか。
VIVANT=別班?
タイトルの読みは「ヴィヴァン」です。
単純に日本語なら「ビバン」ですかね。(´д`)
1話目で、それが『別班』をさす言葉だと解明されています。
なんか、別物感がして止みませんが、日本中VIVANTフィーバーです。
それはさておき、ノコルです。
名前自体にも、何か含みがあるのでしょうか?
ノコル=残る?
そう言う意味だとしたら、彼は、自分の意志で残ったのか?
ベキが付けた名前だとしたら、親は死んだけど、お前はこの地に残れ、と言う意味で、ノコルとしたのか、そして、自分の子供として育てた。
ノコルの両親とは面識があった、と言うことかも知れません。
ノゴーン・ベキの思惑
ノコルが、乃木達別班をアジトに引き入れたのは、間違いないところだと思います。
そう理由付けできるところが、随所にありましたので。
ノコルの心配
引き入れた理由は、まだ明確にはなってはいませんが、ベキに感づかれる訳にはいかないのに、どうも怪しまれていると感じ、不安になっている心情を表している台詞があります。
「お父さんはどんなに知能があろうと、仲間を裏切り 殺し、ここに来た男を、息子と認めていなかったはず。なのに何故、急に態度を変えたんだ、俺と同じ純白のデールまで着させて、何があったって言うんだ。」
これです。
ベキは、乃木の重さを計れる特技があることを知って、先の黒須殺害指令の際に、ノコルの銃に入っていた弾数が、1発だったと知っていた、と言うことを知る訳です。
その後、態度を変えて、ノコルと同じ待遇にして、二人に一緒に仕事をやるよう指示を出しました。
それを受けての心の声だった訳ですが、これには解釈が分かれます。
ベキの態度/解釈1
ベキが、乃木=実の息子憂助は、仲間を殺す人間ではなかったと知って安堵した。他の仲間達も、本当は死んでいないかも知れない、と考えた。
そうまでして父に会いに来たのなら、ノコルと同じ扱いにしよう。
二人の息子に、切磋琢磨して貰い、テントを盛り立てて貰おう。
ベキの態度/解釈2
ベキが、乃木=実の息子憂助は、仲間を殺す人間ではなかったと知って安堵する一方、やはり別班の人間としてテントに潜入することを目的として来た人間だから、監視を強化しよう。
いや、少し自由に泳がせて、尻尾を掴んでやろう。
ノコルと一緒に置いておけば、もしかしたら裏切っているかも知れないノコルも、何か動くかも知れない。
結論
次週の予告を見る限り、解釈2が正解と思われますね。
まとめ
第8話振返りとして、乃木は、テント内部に深く潜入して、内情を詳細に知ることとなりました。
日本を発つ際に、柚木薫とジャミーンに別れの言葉と覚しき言葉をかけて来ているので、もはや死は覚悟の上だと思われます。
その上で、ノコルの思いをどう汲んでいくのか。
黒須はどうするのか?
黒須は、テントのスパイ説もある中、話は最終2話を残すのみとなりました。
テント首領ノゴーン・ベキの本当の思惑がまだ知れていない現状、もしも日本襲撃が最終目的ではなく、独立国を目指している平和主義だとしたら、乃木はどうするのか?
色々な不明な点が明かされていくだろう第9話が、かなりキーになってくると思われます。
次週は、夜7時から特別番組が組まれていて、出演者が顔を揃える生放送2時間半をやってから、本編が9時半からスタート。
79分SPで放送されますので、お見逃し無く!!
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