マイファミリー 犯人誰?それは東堂でしょう。鈴間亜矢?彼女は妹に違いない!?

テレビドラマ

マイファミリーを見ていますか?

今期のドラマで、唯一視聴率を二桁をキープしているそうです。

何とかキープって、テレビ業界も辛いですね。一昔前なら、これだけの配役揃えたら、二桁ギリギリじゃプロデューサー真っ青だったと思います。

それはさておき、第6回目まで進行して、一度書いたモノを7話まで見て、更新しました。

誘拐犯を推理する / 第6話までみた結果

その対面した人は、実は彼の会社ハルカナの社員で、鈴間亜矢と言う女性でした。

この犯人に対して、

「誰?こんなんいた?」とか「誰だか分らん人が犯人て、呆れる」とか言われて、ネット上で批判を浴びているのを目にしました。

でも、この人はちょいちょい意味深に顔出ししていたし、私は、この人が主犯とは考えていません。

ドラマ的に考えてもあり得ませんね。

では、どんなシナリオが考えられるか、軽く考察してみましょう。

考察1:立脇犯人説

※敬称は略させていただきます

まず、単純な見方としては、ハルカナの創設メンバーである立脇(高橋メアリージェーン)主犯説。

動機

それは会社の危機。

彼女にとって、鳴沢温人(主役/二宮和也)は一緒に会社を立ち上げた同志で、会社は謂わば子供のような存在。それが今、ゲーム会員減少と資金不足で瀕死の重傷にある訳です。

我が子も同然なので、何としても助けたい。

社長の娘が誘拐されて、それに翻弄される社長が報道されると、会社は注目され、その宣伝効果は数億円に匹敵する価値が出る。

カンフル剤としてこれほどの特効薬は無い。そう考えて起こした事件と見ても良いのでは?

結論

実際に、その効果は絶大で、会社は持ち直し、新たなゲームの企画も持ち上がり、V時回復を果たしました。

ハルカナ株の買取りに名乗りを上げていたNEXホールディングスの阿久津(松本幸四郎)が、意味深な登場の仕方をしたのは、若干、伏線のための種まきのようでもありますが、もしかしたら、立脇と何らかの申し合わせがあったのかも知れません。

しかし、ここで考えなければいけないのは、5年前に起こった東堂(濱田岳)の娘の誘拐事件。

今回の事件と手口が同じで、同一犯と見られています。誰よりも東堂がそう思って疑いません。

となると、東堂の娘を誘拐したのも、立脇か?と言うことになり、その理由や関係性は?となります。

温人との関係性を考えれば、ないとは言い切れませんが、その時の身代金奪取は実っておらず、娘は殺してしまったのか?と言う疑問も残ります。

その辺のカラクリなど、説明が少し難しい。

考察2:東堂夫妻犯人説

相関図を見るのは、ヒントを得るようで申し訳ありませんが、この中に犯人がいるのは、ドラマ的に間違いないと思います。

そこで、大胆な仮説を立ててみたいと思います。

今回の犯人は、東堂とその妻、と言うのはどうでしょう。

動機

もちろん、心春ちゃんを誘拐した本当の誘拐犯をおびき出すため。

東堂はまだ未解決なこの誘拐事件を諦めてはいません。恐らく奥さんも同じでしょう。

そこで、二人で結託して、誘拐事件を再現したのです。

あの事件の詳細を知っているのは、警察関係者と当事者だけで、事件当時は警察官でもあった東堂なら、詳しい状況を知っている。

そこで、事件を間近で見られる場所に身を置けることを念頭に、友人である鳴沢家の娘の誘拐を思い立ったのだ。

鳴沢の妻とも交流のあった立場を考えると、声が掛かっても不思議では無いし、側にいても不自然では無いからです。

結論

案の定、妻の未知留(多部未華子)から連絡があり、弁護士の三輪(賀来賢人)共々鳴沢家に入り込むことに成功しました。

第6話の内容から、誘拐した娘を匿った場所にいたのは、女性との推測が出ているところから、そこにいたのは、東堂の妻と推理することが出来ます。

思い返せば、鳴沢の娘を確保した際、そこに一緒にいたのは東堂でした。

そして、そこに真犯人がいた気配が有りながら、絶対に確保したかったはずの東堂は、鳴沢に言われるがままに動かなかったのですが、それは、そこにいたのが、自分の妻である東堂亜希であることを知っていたからでは無いでしょうか。

更には、この事件の顛末を、本にして出版しました。それは、心春ちゃん誘拐犯を揺さぶるためと、後に明言しています。

真犯人を捕まえたい、心春ちゃんを取り戻したい一心であることは間違いありません。

それでも何の動きが無いところから、今度は三輪の娘の誘拐を行いました。

そして更には、阿久津の娘を。

しかし、おかしなことになっていることに気付きます。

警察を全く介さずに誘拐⇒身代金の受け渡し⇒人質救出⇒誘拐⇒身代金の受け渡し⇒人質救出⇒・・・・と言う流れは、身代金が目当てで、真犯人のあぶり出しは無視された流れになっています。

と言うことは、東堂犯人説は、矛盾が生じています。

 

考察3:これが真相かも? 東堂・立脇共犯説

犯人は、やはり東堂説。

そこに立脇を巻き込んだ。

動機

立脇は、会社の建て直しに躍起で、とにかく金の工面に頭を悩ませていました。

東堂は、誘拐犯の追及や心春ちゃんの安否確認、失踪した妻亜希の消息を探っていますが、どれも一向に進展がありません。

そこで思いついたのが、心春ちゃん誘拐犯を彷彿させる誘拐事件の再現。

心春ちゃん誘拐事件を、東堂は誰よりもよく知っています。だからこそ、改めてそれを彷彿させる誘拐事件を起こすことで、世間はそれを思い出し、その真犯人究明に躍起になるはず、そう考えたと推理出来ます。

もちろん、警察の目の色も変わるはずです。

立脇にとっても、[検証1]の通りで、会社にとってはそれしかないと決意したことでしょう。

経過1

ところで、どうやって東堂と立脇、この二人が手を取る形に至ったのか、ですが、このような推論はいかがでしょうか。

実は、鈴間亜矢は、東堂の失踪した妻の、妹だった説。

東堂の妻も希と言う名で、鈴間も矢、同じ字が入っている点は、一つのヒントではないでしょうか。

妹は、姉のことが心配だし、姪っ子のことも心配でなりません。だから、東堂には、常日頃から、何らかの働きかけをしているのです。

そこにハルカナのピンチが訪れて、亜矢が東堂に一つの計画を持ちかけます。

それが、鳴沢温人の娘の誘拐事件。(理由は、「考察1」の通り)

亜矢にせっつかれる形で、東堂が立脇に、計画を持ちかけ、会社を救いたい立脇は、悩んだ末、その計画に乗ることに。

そこで、東堂ー立脇ー鈴間ラインが出来上がったのかも。

経過2

最初の犯行は、計画通りに行きました。

東堂にとっては、鳴沢とも妻未知留ともに旧知の仲で、その娘の誘拐には躊躇が合ったと思います。それでも、鈴間亜矢に背中を押される形で、やるしかないと決意します。

直ぐ側で鳴沢の動きも監視できていた訳でも有り、身代金の受け渡しはかなりスムーズに行ったはずです。

正に筋書き通りでした。

温人の監視をし、娘の救出現場にも同行し、犯人と対面しないようにすぐ側にもいましたしね。

経過3

その後の三輪の娘誘拐事件は、今一度世間に誘拐事件を思い出して貰うためだったのかも知れません。鳴沢家の誘拐事件から1年以上が経過した後でしたから、そう考えるのは自然です。

ただ、三輪の娘は、喘息の持病も有り、命の危機にも直面しました。恐らくは、そんな事情は知らなかったのでしょう。

だから、死にそうな事態になって焦ったはずです。

それで、現場に急遽入り、女性の香を漂わせることになったのでは無いでしょか。慎重な犯人なら、匂いを漂わせて行くことはないでしょうから。

それでも、三輪の誘拐事件の時も、東堂は何気に、直ぐ近くにいました。

鳴沢家の誘拐事件の時同様、当然呼ばれると思っていたのでしょう。思惑通りでした。

身代金の受け渡しで、未知留が、こっそりと犯人の車を追尾し、身重の身体を押して犯人の顔を見に行こうとした折、それを途中で引き留めたのも東堂でした。

犯人を刺激しないためと言う言い訳も通じ、回りには違和感ない行動でしたが、冷静に考えれば、東堂犯人説を有力視させる事実となります。

結論

鳴沢家の誘拐事件では、立脇にとっても、会社はV時回復、予想以上の成果があり、立脇は満足でした。

東堂も、心春ちゃん事件を今一度世の中に問うことが出来て、事件解決に近付いたようにも見えました。

ただ、東堂らにとって、その後の経過は思ったほどでは無く、再び誘拐を起こしましたが、この時は、誘拐を世間に問うことは無く、現金の受け渡しが終わってしまいました。

この件に立脇が加味したかどうかは、若干不明です。

何故なら、立脇にとっては何のメリットも無い誘拐となるからです。

いずれにしましても、幸か不幸か、三輪は家族三人での生活を手にし、娘も家族三人での生活を手にすることが出来て喜んでおり、案外ハッピーエンドになって、ホッとしたかも知れません。

再考察 / 第7話まで見て

前回の犯人考察は、まあまあ当たってましたかね(^^)v

第7話を見て、改めて考察を入れてみます。

[誘拐犯に付いての考察-改]

犯人は、東堂、これは変わりなく、間違い無いところであると思います。

そこに義妹の鈴間亜矢と立脇を巻き込んだ形なのでしょう。

尚、鈴間亜矢については、頼み込んで無理繰り引き込んだのでしょうね。彼女が、せっついた訳ではなさそうでした。←予告編を見る限り

「動機と展開」

動機は、もちろん心春ちゃん事件の追及なのですが、東堂は、その真犯人が阿久津であると確信したのだと思います。

では何故、阿久津は心春ちゃん事件を起こしたのか?と言うことが問題です。

恐らく、まだ東堂が刑事だった頃、阿久津が現在の地位を築くために起こした犯罪があって、それを追求されそうだったのでは無いからではないかと推測します。

そこから視線をずらすために、何か大きな、東堂本人に関わる事件を起こす必要があって、誘拐事件を思いついた、と言う経緯では無いでしょうか。

そして、誘拐監禁中に、誤って死なせてしまったのでしょう。
或いは、昏睡状態にさせてしまて入院中という可能性もあります。

東堂が起こした今回の一連の事件は、阿久津を追い詰めて、真相を吐かせるのが目的でした。

10億円を1億円ずつ運ばせる内に、心春ちゃん事件を追及するつもりだったのだと思います。

次回予告を見ると、その前に逮捕されてしまう展開のようでしたね。

現実社会の投影的批判を兼ねて

鳴沢家は夫婦が別居状態 ⇒ 誘拐事件で関係修復

三輪家は離婚 ⇒ 誘拐事件で一応家族同居

心春ちゃん誘拐事件の真犯人と思われる阿久津の家 ⇒ ずっと家族穏やかな生活が維持されている

 

これに対し

誘拐事件の被害者である東堂家・・・事件後、家族散り散りとなり、心春ちゃんの行方を探す日々

 

「マイファミリー」とは?を問う内容のドラマとなっている一方で、事件の被害者家族に対する保護とかケアーとかが置き去りにされて、やるせない現実世界を訴えた内容とも取れます。

 

ずっと苦しみ続ける被害者家族よりも、加害者の更生に重きが置かれる日本社会は、どこかおかしい。

「ミステリと言う勿れ」と言うドラマの中でも言っていましたが、いじめやDV、性被害、ストーカー等など、被害者側はずっと被害者で心に傷を負いながら逃げ続け、加害者は我が物顔で往来を歩き生活している不思議。

そっちを隔離して、精神病院でカウンセリングを受け続けさせなければいけないのです。

欧米では既にそうしていると聞きます。

日本は、そう言う意味では、まだまだ後進国です。

結末は果たして

まだ、結末を迎えた訳ではありませんが、何となく後味が悪くなりそうな予感です。

 

第3話の終わりでしたか、娘の誘拐事件が無事に解決(犯人に身代金を渡して娘を救出)したあと、温人が叫んでましたね。

「何でこうなるんだよーっ!!」

って。

どう言う意味でしょうか?

それが、このドラマの結末と直結しているのでしょうね。

どんな結末を考えているのか、楽しみです。

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